住まいのライフスタイルの変化に伴い、和室の畳をフローリングに変更したいとお考えの方が増えています。お掃除のしやすさや洋風インテリアとの調和を求める声が多く聞かれますが、畳とフローリングにはそれぞれ異なる特性があります。リフォームを成功させるためには、両者のメリット・デメリットを理解し、適切な工法を選択することが重要です。

 

山梨県笛吹市、山梨市、甲州市を中心とした地域で住宅リフォームを手掛ける三嶋工務店です。地域の気候特性を理解し、お客様のライフスタイルに合わせた住まいづくりをサポートしております。本記事では、畳からフローリングへのリフォームについて、専門的な観点から詳しく解説いたします。

 

畳とフローリングの基本的な違い

畳からフローリングへのリフォームを検討する前に、それぞれの床材の特性を理解することが重要です。日本の気候風土に適応して発達してきた畳と、現代的な住環境に適したフローリングには、それぞれ異なる機能的特徴があります。

 
畳の特性と機能

畳は、い草を使用した畳表と、稲わらや木質繊維を使用した畳床から構成される日本古来の床材です。い草一本一本に空気が含まれており、この空気が優れた断熱性能を発揮します。フローリングと比較して、畳は床下からの冷気を効果的に遮断し、暖房効率の向上に寄与します。

調湿機能

吸湿・放湿性:湿度が高い時は湿気を吸収し、乾燥時は放出する自然な調湿機能を持ちます。

クッション性

衝撃吸収:適度な弾力があり、歩行時や転倒時の衝撃を軽減します。

防音効果

音響吸収:含まれる空気が床衝撃音を吸収し、階下への音の伝達を軽減します。

「参照:UR賃貸住宅」

 
フローリングの特性

フローリングは、お手入れのしやすさと清潔性の維持が大きな特徴です。液体をこぼしても表面で留まるため、すぐに拭き取ることで汚れの浸透を防げます。掃除機やフローリングワイパーを使用した簡単な清掃で、ほこりや汚れを効率的に除去できるため、アレルギー対策としても効果的です。

メンテナンス性の違い
畳は繊維の奥にほこりや汚れが蓄積しやすく、定期的な換気と専門的なメンテナンスが必要です。一方、フローリングは表面が平滑なため、日常的な清掃で清潔な状態を維持しやすく、ダニやカビの発生を抑制できます。

 

畳からフローリングへのリフォーム方法

畳からフローリングへのリフォームには、主に2つの工法があります。既存の畳の状態、下地の状況、予算、工期等を総合的に検討して最適な工法を選択することが重要です。それぞれの工法には特徴的なメリット・デメリットがあります。

 
張り替え工法

張り替え工法は、既存の畳を完全に撤去し、床の下地調整を行った後に新しいフローリングを張る方法です。下地の状態を確認できるため、腐食や劣化が発見された場合は適切な補修を行えます。床の高さを他の部屋と合わせることができるため、段差のない快適な空間を実現できます。

工程
作業内容
期間目安
畳撤去
既存畳の解体・搬出、廃材処分
半日
下地調整
根太組み、ベニア板張り、断熱材設置
1日
フローリング施工
フローリング材張り、巾木取付
1日

「参照:リフォームガイド」

 
重ね張り工法

重ね張り工法は、既存の畳の上に直接フローリング材を設置する方法です。工程がシンプルで費用を抑えられるメリットがありますが、床の高さが上がることで段差が生じる可能性があります。また、畳の湿気対策が不十分だとカビやダニの発生リスクが高まるため、慎重な検討が必要です。

比較項目
張り替え工法
重ね張り工法
費用目安(6畳)
15万円~30万円
10万円~20万円
工期
2~3日
1~2日
段差の発生
なし
あり(2~3cm)
下地確認
可能
不可

「参照:リフォトル」

 

費用相場と注意点

畳からフローリングへのリフォーム費用は、選択する工法、フローリング材の種類、部屋の状況によって大きく変動します。山梨県内の地域特性を考慮した適切な材料選択と工法の検討が、コストパフォーマンスの高いリフォームを実現する鍵となります。

 
工法別費用比較

リフォーム費用の内訳を理解することで、予算計画を立てやすくなります。基本的な工事費用に加えて、フローリング材のグレード、断熱材の追加、下地補修の必要性等により、総費用が変動することを理解しておくことが重要です。

複合フローリングは合板の表面に天然木シートを貼り付けた製品で、コストパフォーマンスに優れています。一方、無垢フローリングは天然木の一枚板から作られ、自然な風合いと調湿機能を持ちますが、価格は1畳あたり5,000円~10,000円程度高くなります。

 
成功のためのポイント

畳からフローリングへのリフォームを成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。山梨県の気候特性である寒暖差を考慮した断熱対策、湿気対策、そして地域の建築特性を理解した施工が不可欠です。

畳の調湿機能を失うことで室内の湿度が上昇する可能性があるため、調湿機能の高いフローリング材の選択や、必要に応じて除湿器の設置を検討することが重要です。また、マンションの場合は管理規約で定められた遮音性能を満たす床材の選択が必要です。

施工業者選びの重要性
リフォームの成功は、適切な施工業者の選択にかかっています。地域の気候特性を理解し、豊富な施工実績を持つ業者を選ぶことで、品質の高いリフォームを実現できます。見積もりの際は、材料費だけでなく、工法の提案理由や施工期間についても詳しく説明を受けることが大切です。

 

快適な住環境の実現に向けて

畳からフローリングへのリフォームは、住まいの利便性向上と現代的なライフスタイルへの適応を実現する効果的な方法です。ただし、畳が持つ調湿機能や断熱性、クッション性といった優れた特性を失うことも理解しておく必要があります。

三嶋工務店では、お客様のライフスタイルと住まいの状況を詳しくお伺いし、最適なリフォーム方法をご提案いたします。笛吹市、山梨市、甲州市の地域特性を熟知した職人が、品質の高い施工を行い、快適で美しい住空間を実現いたします。畳からフローリングへのリフォームをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。


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